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コラム column

2018年7月27日

バラエティ

☆記念企画「事務所メンバーがお勧めするジャンル別ベスト15」第1回

「独断のスイーツ・ランキング15 ―― ときおり贅沢編」

弁護士  二関辰郎 (骨董通り法律事務所 for the Arts)

メルマガが100号だそうです。記念してスイーツ・ランキング100か、あるいは事務所が今年15周年なので、ランキング15かのどちらかで3日以内に記事を書いてほしい、という無茶な依頼をメルマガ編集長からされました。トップのために公文書が改ざんされながら、誰もきちんとは責任をとらない。そんな情勢下で浮かれたことをやっている場合か、と叱ってやろうかとも思いましたが、考えてみると企画としてまんざらでもない。100号や15周年が今のタイミングになったことは現にそうなわけだし。じゃあ、締め切りも近いし、ランキング15ということで書きましょう。

身近なコンビニスイーツ編は小林弁護士が後日書くらしいです。それとの棲み分けで、ときおり贅沢編。もちろん、いつも贅沢しているわけではありません。スイーツに関して自己紹介しておきますと、どちらかというと洋菓子好みで、チョコレートやアイスクリーム好きです。ランキングは、それらに偏っています。チョコレートはダークチョコ派で、シンプルなのがベスト。せいぜいナッツとかベリー系をまぜるくらいなら許せなくもないですが、柑橘系は許せない。アンコは断然粒あん派という立場を支持しています。嗜好が異なる方には全く参考にならないでしょうが、しょせん人は独断や偏見からは逃れられない(遠い目)... 前置きはこの程度にして、では始めます(店名がお店のURLになっています)。

15位――GRANNY SMITH(骨董通り)のアップルパイ

本当は紅玉とか酸味の強いリンゴを使ったそれほど甘くないアップルパイが好みです(ただし、バニラアイスクリームを添えるため)。その点、このお店のアップルパイはそれほど酸味が強くないけれども、アップルパイ専門店だけあっておいしい。オフィスに近いことによる地元加点も踏まえてランクイン。

14位――タントマリー(丸の内ほか)のカマンベールチーズケーキ

チーズケーキはレアよりベークドを好み、使うチーズはクリームチーズだけでは物足りない。しっかりした味で、そういう人(私のような人)には満足の味です。そうでない人にはちょっときつい味かもしれません。新中野にあったチーズケーキ専門店が閉店してしまった後には貴重な存在。

13位――岡埜榮泉(虎ノ門)の豆大福

ここの豆大福は、それほど大きくないけどズッシリきます。断然粒あん派と言った舌の根も乾かぬうちになんですが、ここのは「こしあん」。もっとも、外側の豆が、言わば食感的に粒あんの代わりをしているんでしょう。アンコが粒あんだったらもっとおいしいかもしれませんが... 高島屋などデパートでも結構売っています。和菓子の方が洋菓子よりはヘルシーと思っていましたが、最近の研究によると、糖質ダイエット的に大福はあまり良くないそうです。また、研究結果が変わることを期待しましょう。

12位――カーヴァンソン(神楽坂)のケーキ

神楽坂のケーキ屋さん。やっている日、やっている時間が限られますが、パティシエの職人としてのこだわりなのでしょうか。ここのケーキは甘すぎず、見た目も洗練されていてグッド。特にフルーツを使ったケーキとチョコレートを使ったケーキがおいしいように思います。

11位――しろたえ(赤坂見附)のケーキ

赤坂見附の定番。レアチーズが有名なようですが、すでに述べたとおり個人的にはベイクドの方が好きなので、自分は別のものを食べます。小ぶりで、場所の割には値段が手ごろなのも好感度大。

10位――ピエールマルコリーニ(渋谷ヒカリエほか)のチョコレートケーキ(ガトーショコラ)

ケンズカフェ東京のガトーショコラもまあ悪くはないですが、もうちょっとケーキとしての粉感がほしい。甘すぎず、チョコレートもちゃんと効いている。こういう基準に合ったチョコレートケーキはなかなかありません。実はファミマのチョコレートケーキは値段の割に結構いい線いっていると思うのですが、今回はコンビニ編ではないので除外。値段はコンビニものからぐっと上がりますが、ピエールマルコリーニのこれは、「本当のチョコレート好き」にも文句なしかと思います。後味もしっかり苦めで、別の甘いもので口直しをしたくなる。

9位――わかば(四谷)のたいやき

よく麻布十番の有名店などと並んで紹介されますが、私はこちらの方が好みです。皮が香ばしい。1尾150円なので贅沢とは言えないかもしれませんが、これを買いにわざわざ四谷に行くとすると贅沢か。これはもちろん、粒あん(もっとも、「こしあん」のたいやきなんてないか?)。実は事務所の10周年記念パーティーのおみやげに、私はこれを提案したんだけど却下されました。焼きたてでなくても、お店に置いてある説明書どおりに家でレンジとオーブントースターを使うと再び皮がパリッとします。

8位――千疋屋(表参道ほか)のフルーツパフェ

千疋屋もいくつか系統があるようで、自分は京橋千疋屋のお店くらいしか行ったことがないのですが、季節により、マンゴーヨーグルトパフェを食べます。全部アイスクリームのマンゴーパフェだとちょっと甘すぎ。ダイエット中ですし。

7位――ベルアメール(紀尾井町ほか)のチョコレートソフトクリーム

ここでは「本当のチョコレート好き」も満足できるチョコレートソフトクリームが食べられます。チョコレートアイスクリームと言えば、何年も前にテオブロマが明治乳業と組んで出したものがお気に入りでしたが、残念ながら姿を消してしまいました。ハーゲンダッツも純粋なチョコレート・フレーバーはとっくにやめています。「本当のチョコレート好き」には受難の時代なのです。紀尾井町以外の店舗ではソフトクリームは売っていないかもしれません。

6位――六雁(銀座)のかき氷

かき氷がけっこう流行っているようです。これだけ暑い日が続けば、まあ流行るでしょう。これは銀座にある和食屋さんのかき氷ですが、本当に贅沢な話。なにしろ1万円を優に超える和食のコースを食べた場合に最後に供されるデザートなので。私も1回しか行ったことありません。本物のフルーツとかを使ったいろいろな味のシロップをちょっとずつ試して食べられ、なかなか盛り上がります。

5位――ウエスト(銀座ほか)のシュークリーム

カスタードクリームがずっしり。やはりシュークリームはウエストでしょう。今なら、西日本豪雨災害について、1個販売につき50円が義援金になるようです。店舗の雰囲気は、銀座本店も捨てがたいですが、青山ガーデンも良いです。ただし混んでます。

4位――辻利(銀座)の抹茶ソフトクリーム

GINZA SIXの地下に入っている辻利の「辻利ソフト濃い茶」はなかなかすごいです。抹茶が通常の2倍。オフィスから割と近くにある「ななや」さんの「世界で一番濃い抹茶ジェラート」より個人的には濃い気がします。「ななや」さんもおいしいし、7段階の緑色がグラデーションになった陳列がきれいで楽しい。

原稿作成指示のあった夜、銀座の法律事務所に
行く用事があったので、その前に立ち寄って撮影。
コーンでなくカップ。ダイエット中なので。

なお、これは余談ですが、ハーゲンダッツのアイスクリームカップは、他のフレーバーのものよりも抹茶のカップの方が、紙が厚いのは知ってましたか? 光を通さずにグリーンの色をきれいに保つためのようです。製造も暗室で行っている映像をみたことがあります。ハーゲンダッツ偉い。チョコレート・フレーバーを復活させてくれたら、なお偉い。

3位――ピエールエルメ南青山店(骨董通り近く)で食べるデザート

これも贅沢。オフィスそばのピエールエルメ南青山店の2階にあるカフェで、店名どおりHeaven。プレジール シュクレ(上記リンク先に写真あり)に目の前でホットチョコレートソースがかかって溶けていく様は一見の価値あり。ダークチョコレートだともっといいんですが。

2位――メゾンドゥショコラ(骨董通り近くの青山店ほか)のキャラメルアイスクリーム

まだ甘口のキャラメルアイスクリームが多いとお嘆きの貴兄に。世間には、「ビターキャラメル」と名乗りながら、ビターでないアイスクリームやお菓子があふれている。しかし、これは本物。ビストロやイタリアン・レストランのデザートで供されることのある本当にビターな味のキャラメルアイスクリームの味。これも、食後に別の甘いもので口直しをしたくなるかも。

1位――ラ・プレシューズ(四谷ほか)の和栗のモンブラン

栄えある1位はラ・プレシューズの和栗のモンブラン。本当は、モンブランの下の台はメレンゲでなくスポンジの方が好みなのですが、そのマイナス点を踏まえても、栗のペーストと甘すぎない生クリームとの調和が素晴らしい。銀座マロニエゲート2(かつてのプランタン)にあるサロン・ド・テ アンジェリーナのモンブランとは少々系統が異なり、栗がねっとりではなくふわっ、ホロっとする感じです。口に入れるとほのかな栗の香りが広がります。9月から2月まで限定という希少性もあって第1位(つまり、今は食べられません)。注文すると、その場で栗のペーストを絞って作ってくれます(ケースに並んでないので売り切れかと勘違いしないようご注意)。

こうやってみると、自分は結構味の濃いスイーツが好きなんだなと再認識しました。
今後、事務所のメンバーが、さまざまなジャンルでランキング15を発表していく予定です。こうご期待!

以上

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